- Good Quality -
日本で唯一の車で走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」から直線距離で200mという特殊な立地に畑がある、羽咋市を代表する新たな葡萄栽培農園が「イタヤファーム」。海沿いという特殊な環境下にあるテロワールを生かす海辺のワイナリーとして、今後の発展が大いに期待されます。
セパージュは羽咋市にある自社畑で栽培されたカベルネ・ソーヴィニヨン100%。収穫日は2023年10月1日。除梗後、一粒一粒手作業で丁寧に選果を行い、発酵後はオーク樽を使用し約12ヶ月間熟成しています(裏ラベルの情報だと約8ヶ月間)。ファースト・ヴィンテージとなるこの2023年は、富山県のセイズファームで委託醸造されています。アルコール度数は12%で生産本数は僅か297本のみ。
イタヤファームの他のキュヴェとはやや表情が異なる印象で、丁寧で落ち着いたスタイルなのは確かですが、それでも香りがハッキリ出ていて多少なりとも香水感が強く、乳酸発酵の要素が明確で味わいも全体的にやや彩度が高めな傾向にあります。一部、表情の硬さに亜硫酸塩の要素をより感じる傾向にあり、もしかすると他のキュヴェよりも多少熟成を考慮したスタイルになっているのかも知れません。イタヤファームのワインは全般的に早くから飲んで楽しめる素直なスタイルですが、それでも全キュヴェを通して「Diam30」のコルクを使用していることを考えると(しかも全て蝋キャップ!)、特にこのカベルネ・ソーヴィニヨンは早くから飲むだけでなく、ある程度熟成させることも念頭においている可能性はありそうです。
(2025/02)