長野県の上田市で栽培される「ふじ」をメインに、フランス式のプレス機で搾汁、そしてブルターニュ地方の伝統的製法に倣って醸造したシードルになります。
やや黄緑がかった色調で、全体にかなりスッキリとしたシンプルな表情なのが印象的です。ヨーロッパのシードルとはかなり異なる印象ではありますが、薄めのボディにかなり個性的な風味が感じられることもあって、多少飲み手を選ぶ世界観な印象だったりもします(やや還元臭のようなニュアンス)。
抜栓時に吹きやすい傾向にあり、ボトルの底に若干の澱も見られますが、それでも特に扱いにくいと言う印象はないので、7%と言う飲みやすいアルコール感も手伝って、気軽に日々の食中酒として嗜む新たな選択肢になりそうです。
(2021/12)