- Good Quality -
ピアーナ・デッリ・アルバネージにあるテヌータ・フィクッツァの歴史ある畑「デル・ヴェンタリオ」から造られる、シャルドネ100%のワインが「ヤレ」。畑は標高700〜800mの南向きで、植樹率は5,000本/ha、収量は6,000kg/ha、平均寿命は約25年。発酵は225リットルのオーク樽を使用、6ヶ月間の熟成を経てボトリングされます。
透明度が高く煌びやかながら、濃厚な黄金色でトロミも感じられます。標高の高さから来るイメージ通り、全体的にはスッキリとした纏まりのある表情ですが、それでもシチリアの大地が育むリッチで風味の豊かなシャルドネ像がストレートに展開されます。オイリーな質感に蜜の風味も感じられ、どことなく貴腐ワイン系のような密度の高い資質が垣間見れるのも印象的です(べっこう飴的なニュアンスも)。抜栓直後はやや端的な傾向にありますが、時間とともに風味やボディが増し、よりポテンシャルを感じる傾向にあります。総じてモダンなスタイルの明快な世界観なので、扱いやすく幅広い層に対して素直に訴求するとも言えそうです。
例年安定して高い評価を得ていますが(2012年以降は常に90点以上)、この2018年ヴィンテージは特に評価が高く、ジェームズ・サックリングは歴代最高の評価を与えているので、今試すのに最適なヴィンテージと言えるかもしれません。
(2021/12)