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クラスを超えるレベルのパッケージングが非常に印象的で、十分な密度を誇るボディに、心地よい酸、微細なハーブ風味のスパイシーさ、梅を感じる旨味など、魅力ある要素がバランスよく配置されています。酒質そのものはサラリとした傾向にあるものの、それが親しみやすい距離感を生み出しているとも言えるので、結果として非常にポジティブな印象を飲み手に与えてくれます。
翌日に持ち越すとかなり落ち着き、全体的に少し力が抜けたかのような表情へと推移しますが、そこからは逆に一定の力が維持され、3日目以降に持ち越しても十分なエネルギーを安定して発揮してくれる傾向にあります。日常で楽しみたいワインとしては非常に高い水準で構成されているので、ケース買いも積極的にお勧めできそうです。
(2020/05)