- Good Quality -
ミクルスキが手がけるクレマン・ド・ブルゴーニュですが、2014年のセパージュは、シャルドネ41%、ピノ・ノワール39%、アリゴテ20%となっています(デゴルジュマンは2016年10月6日)。
泡はかなり豊富なものの、クリーミーな質感と言うこともあって、滑らかな口当たりなのが印象的です。表情そのものはシンプルな系譜にあり、ブラン・ド・ブランのようなスッキリとしたタイプですが、ピノらしい適度なボリューム感と丸さが土台に感じられるので、全体としては飲みやすく親しみやすい印象を受けます。ドザージュは5.63g/lと少量ですが、輪郭のクッキリとした甘みが思いの外しっかりと感じられることもあり、ドライな厳しさよりも口当たりの良い親しみやすさの方が優っています(数値の印象以上の甘みを感じる傾向にあり)。全体的にバランスのとれたスタイルなので、幅広い場面で活用できそうな印象です。
(2018/03)