- Good Quality -
高い果実の熟度が感じられる品位の高さは従来どおりですが、メントールのニュアンスを主体としたハイトーン系の要素や、キッチリとした輪郭を持つ引き締まった外殻などから、全体的に冷涼系の指向性がやや強めに感じられます。とはいえ、体躯内部はかなり充実感があり、ヨードや漢方系のハーブ、ヒリヒリとした質感や高アルコールらしい迫力など、その本質には高い訴求力が感じられます。
各要素の表情が明確である点に若さを感じますが、それでも素直に飲めるだけの一体感を既に持ちあわせているので(パッケージング能力が高い)、今飲んでも、逆に熟成させても、どのタイミングでも一定水準以上の十分な満足感が得られそうな印象を受けます。
(2018/02)