- Good Quality -
カサルヴェントも手掛ける造り手「リヴェルナーノ」による本家「キャンティ・クラッシコ」。ピンクのモダンなラベルが非常に印象的で、全体像としても見た目のイメージ通りの現代的な指向性を主体としたスタイルになっています。
サンジョヴェーゼらしい紫の果実感に、熟度の高い葡萄がベースとなった充実したボディ、そしてそのボディを支える樽要素と、モダンなキャンティ・クラッシコ像がストレートに広がります。抜栓日はやや外交的な表情が主体な傾向にあり、表層の収斂要素や酸は感じるものの、全体としては飲みやすい明快さが印象的です。翌日に持ち越しボトルの最後の方になると、厳格なタンニンを主体とした堅牢姿勢がより強くなる傾向にあるので、モダンな表情とは裏腹に、思いの外ポテンシャルも高そうな印象を受けます。
(2018/02)