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サンジョヴェーゼ100%らしからぬボディの充足感と密度感、そして梅や仄かなヨードを感じる旨味を伴った甘酸っぱさが印象的です。中核には軋みを伴う強めの収斂要素があり、後味にかけて口中が収束していく傾向にありますが、滑らかで流麗な表層と、口当たりの良い魅力ある資質のおかげもあり、現状でも素直に楽しむことができます。本質としてはまだまだ若さや硬さを有しているものの、程よいバランス感覚と熟度の高い葡萄の魅力によって、早くからでも概ね飲めるスタイルだと言えそうです(余裕があれば3〜5年ほどさらに熟成させてみたいところですが)。
(2018/01)