- Good Quality -
ソーヴィニヨン・ブランはワイナリーから一望出来る南斜面の畑で栽培され、樹齢は7年。
一般的なワインと比較すると色調は薄めですが、山﨑ワイナリーのワインとしては濃いめで(ピノ・グリと同等の濃度)、淡くグリーンがかっています。現状ではやや酸が強めな傾向にあり、特に抜栓日はその傾向が強くなっていますが、翌日に持ち越すと程よくバランスする傾向にあります。
レモンのニュアンスは感じるものの、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランのようなパンチの強いスタイルとは正反対にあり、清涼感と適度な硬質感が印象的です。優しく流麗な表層と、コアにある果実の充足感、こう言ったスタイルが山﨑ワイナリーらしい共通のスタイルで、ピノ・グリと同様に品種自体の個性よりも造り手のスタイルの方がより明確に具現化されている傾向にあります(逆にいうとソーヴィニヨン・ブランが苦手な人でも楽しめそうな雰囲気)。
(2017/09)