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2011年に誕生した新しいアペラシオンが、この「コトー・ブルギニヨン」。以前あったブルゴーニュ・グラン・オルディネールの代替アペラシオンでもあり、シャブリからボジョレーまで、広大なブルゴーニュ地方の葡萄を自由にブレンドできるというのが最大の特徴です(赤の主要品種は、ピノ・ノワール、ガメイなど)。
ガメイらしい甘酸っぱさやキュートさ、そしてピノらしいボディの充実感が非常に心地よく、ルロワらしい陽的な果実の魅力、その甘味や旨味が自然な佇まいで訴求してくれます。2015年のポテンシャル系指向とは異なり、今飲んで素直に楽しめる新規感と柔らかさが特徴で、翌日に持ち越すと果実味がやや減衰して質感に鈍さが出始めますが、基本的なスタイルが「ワインを飲み慣れていない人でも楽しめる魅力」ということもあるので、抜栓日主体で楽しめば非常に高い満足感が得られると思います。
(2017/04)