進化と発展を続ける「日本ワイン」
キャンティ＆キャンティ・クラッシコ
偉大なる王のワイン「バローロ」
ニュージーランドを牽引する日本人生産者
進化と発展を続ける「日本ワイン」
特別特集「シャブリ」
紡がれるブルゴーニュの伝説「ルロワ」
大地の恵みと多様なテロワール「エトナ」
新たな潮流「スパークリング日本酒」
ジュヴレ・シャンベルタン
白ワインの聖地「フリウリ」
特別特集「ニュイ・サン・ジョルジュ」
楽天市場「バローロ」
楽天市場「バルバレスコ」
楽天市場「パウエル＆サン」
------

- Very Good Quality -

2011 La Ricolma
San Giusto a Rentennano生産者ワインリスト

La Ricolma

トスカーナを代表する造り手「サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ」が造るメルロー100％のスーパーワインが「ラ・リコルマ」です。

年々質実系のポテンシャルタイプに推移しているリコルマですが、ヴィンテージのスタイルも重なってか、2011年は完全にドライなタンニン主体の世界観となっています。昔のリコルマのような明快な果実味や旨味はほぼ見られなくなり、イタリアらしい酸やタイトなボディに緻密な果実要素が組み込まれた、いたって質実な表情が主要素となっています。ただし、体躯ボリュームそのものは控えめで、タイトに引き締まった比較的軽快な資質だったりもするので、その辺りは若干注意が必要かもしれません。印象としては、口中を襲う乾きや軋むようなタンニンがベースにあるので、本当の飲み頃はまだもう少し先といったところでもあります。

溢れるエネルギーや魅力を感じるようなタイプではなく、あくまでもタンニンの総量基準による寿命を鑑みた上での超熟系だと言えるので、ワインそのものの純粋な評価と等価かどうかは若干疑問も残りますが、それでも良質なワインであることに違いはなく、価格の上昇が見られていないという大きなメリットがある事も加味すると、今もなお十分お薦めできる優れたイタリアンメルローだと言えそうです（できればトータルで10年ほど待ってから飲みたいところですが）。
（2016/10）

参考市場価格7,560円～9,720円（平均約8,657円）
点数評価95(VAG)、95(V)、94(WS)

■ ホーム > イタリア > トスカーナ > I.G.P. ＆ I.G.T > ラ・リコルマ
■ Home > Italy > Toscana > Indicazione Geografica Protetta & Indicazione Geografica Tipica > La Ricolma

Global Partners