- Good Quality -
現当主は、2003年にワイナリーを継いだジュゼッペ・ルッソ。際立った自然派として有名なフランク・コーネリッセンとは友人で、ワイン造りにおいても影響を受けているようです。
かなり強い凝縮した甘味がアタックに見られることに、若干面喰らいますが、重さは特になく、あくまでも標高の高いエトナらしいスタイルがベースにあります。やや果梗的な硬さや収斂さを感じ、過熟果実の甘味とのコントラストが多少気になるのは事実ですが(もしかしたら状態、もしくはロット差の問題かも?)、内包するポテンシャルは十分なものがあるので、このスタイルを受け入れられれば、兼ね備えたクオリティに見合うだけのしっかりとした満足感が得られると思います。
(2016/05)