- Good Quality -
マルセル・ミュニュレによって1935年に設立されたドメーヌ。1985年に息子のドニと孫のドミニクによってドメーヌ元詰めを開始し、その後ドミニクの手腕によって大きく飛躍しています。2002年のフェルマージュの終了で、リシュブールやクロ・ド・ヴージョをティボー・リジェ・ベレールに返却したことでも話題となりましたが、ロマネ・サン・ヴィヴァンなどのグラン・クリュはまだ健在のようです。
かなり骨格に関する存在力を感じる指向性で、相対的に果実味は控えめなものの、村名クラスとしてはかなりのポテンシャルとエネルギーを兼ね備えている傾向にあります。少し硬めではありますが、翌日に持ち越すことで適度に熟れ、奥にあった果実味が顔を出すことでバランスが向上する傾向にあり、その造りの良さと今後の可能性を期待させる優良な世界観となっています。
(2015/12)