- Good Quality -
エリオ・アルターレとアントニオ・ボナンニがワインメーカーを務める、土着品種にスポットを当てた白ワインがこの「チンクエテッレ」。セパージュはボスコ90%にアルバローラが10%。 スキンコンタクトが実施される白ワインですが、一般的な北イタリアの同系統のワイン(所謂オレンジワイン)と比較すると、色調はそこまで濃いわけではなく、独特の個性や複雑さも控えめな傾向にあります。全体像としては、ミネラル系のスッキリとしたシャープさがベースとなり、現代基準で造られた安定した酒質を有していますが、その内部には土着系品種の持つ個性が程よいレベルで存在しているので、飲みやすさと独自性、その両方がうまくバランスしているような傾向にあります。
(2015/12)