- Good Quality -
想像していた以上にしっかりとした樽要素が効いたスタイルで、抜栓直後は生木っぽいタンニンや、果実味との距離感などから、多少チグハグな印象も受けますが、土台となる部分のエネルギーと凝縮感は十分なものがあるので、ポテンシャルそのものとしては樽要素を受け止めるだけのものは十分ありそうです。14.5%とかなりアルコールが高く、重厚感や迫力を感じる基本姿勢と、仄かに土着的なアクセントを有したシャルドネによる「マシャレッリらしさ」がそこはかとなく構築されているのが特徴と言えるかもしれません。
全体としては、上のレンジに位置するマリナ・ツヴェティッチらしいエネルギー感であり、また、それに応じた価格帯でもあるので、日常で気軽に飲むのではなく、特別な日に供する1本となりそうです。
(2015/09)