- Recommended -
バランスよく全体像が構築されている傾向にあり、ほの苦いミネラル系の要素に、レモンなどのシトラス系果実とトロピカルな果実味がうまく一体となっています。ハッキリとわかる美点を持つわけではありませんが、ダニエル・バローのワインに共通する滋味さ、その潜在的訴求力は時間の経過とともにじわりじわりと伝わってきます。
抜栓後すぐに魅力全開というわけにはいきませんが、小一時間ぐらいあればしっかりとした魅力を放ってくれるので、トータルで見ると今飲んでちょうど良いスタンスの仕上がりだと言えそうです。
(2015/08)