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優れたヴィンテージとはまたひと味違う良さが遺憾なく発揮された、とても良質なロンスヴィといった印象があり、2011年というヴィンテージのスタイルがとてもポジティブに表現されている傾向にあります。
ボリューム系の対極にあるような落ち着きある軽妙さがあり、やや収斂気味な部分もありますが、密度のあるしっかりとしたコアと体躯に馴染んだ酸、そして鉄棒を舐めたかのような資質と土っぽさが多彩なテクスチャを造り出しています。ブルゴーニュ(ジュヴレ・シャンベルタン)の本質と表現したような良質な世界観なので、アルローという造り手の本質を伺うにはちょうど良いスタンスだと言えます。
(2014/04)