- Good Quality -
使用される葡萄は、コロンバール50%、ユニ・ブラン20%、ソーヴィニヨン・ブラン20%、グロ・マンサン10%。トゥールーズ西のオーズという村で造られるビオ系ワインで、栽培はバロー・ダミアンが担当しているようです。
「所謂ビオ系」といったような、ある種ネガティブな指向性や風味は一切なく、あくまでもクリーンで、現代的なワインらしい整った佇まいなのが印象的です。全体が綺麗にスッキリと纏まっていますが、果実感や甘味はしっかり感じられ(とはいえトロピカルというほどではない)、白い花を感じる香りなど、シンプルな表情の持つ訴求力や心地良い飲み口によって、素直に楽しめる世界観となっています。
改めて言われなければビオ系だとはわからないピュアさは、どことなくスペインのアルダレスに似たようなスタイルではありますが、それ故に幅広い層に無理なく飲んでもらえると思うので、手軽な価格帯のワインらしく日常でどんどん飲んでもらいたいところです。
(2011/12)