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非常に優れた白ワインの造り手として、ムルソーを代表する存在とも言える「ドメーヌ・デ・コント・ラフォン」。そんなコント・ラフォンが「マコネ」の地で新たに設立したのが、この「レ・ゼリティエ・デュ・コント・ラフォン」です。
マコン・ミリィ・ラマルティーヌと同じように酸とミネラルがハッキリ感じられますが、それに加えて体躯内の充実感があり(純粋により濃密)、仄かなグレープフルーツ系の柑橘風味や優しい甘さを持った果実味による心地良さから、全体的にはゆるりとした佇まいから来る優しい表情が印象的です(やや柔らかめ)。ポテンシャルや長熟要素を感じるようなタイプではありませんが、一口目から素直に楽しめる融和な表情、そして素直で優しい物腰など、今回試飲した3本(マコン・ヴィラージュ、マコン・ミリィ・ラマルティーヌ)の中では最も幅広い層にお薦めできそうです。
やや高価格という問題もあるので、コストパフォーマンスを重要視する人にはお薦めできませんが、コント・ラフォンのマコンが好きな人にとっては、概ねそつなく満足できる内容になっていると思います。
(2011/03)