- Good Quality -
2005年に誕生した「モン・ペラ ブラン」に続いて、この2008年から新たに「レザマン ブラン」が誕生しました。セパージュはソーヴィニヨン・ブラン50%、ミュスカデル50%。樽を使用するモン・ペラに対し、レザマンはステンレスタンクを使用するといった違いもあります。
ややグリーンがかかった色調で、見た目や香りから伝わる印象通りソーヴィニヨン・ブランの魅力が存分に楽しめるスタイルに仕上がっています。今すぐ飲んで楽しめる率直な表情が好印象で、爽やかで心地よい風味がストレートに伝わります。ライム、ライチ、パインなど、グリーン系の清々しさ、柑橘系のスッキリ感、フルーツ系の豊かな甘味、これらが一体となることで、多くの人が「美味しい」と感じるような明確な表情が打ち出されています。ソーヴィニヨン・ブランらしいほろ苦さも感じられますが、豊かな甘味が補完してくれることもあるので、この品種があまり得意ではない人でも無理なく飲めそうな印象を受けます(ミュスカデルの比率の高さが功奏?)。
考えずに飲んで楽しめる明快さや、スクリューキャップ導入による開栓の容易さなど、気軽に飲める要素を多々内包していますが、残念ながらそれらに反して価格が若干高めな傾向にあるのが唯一気になる点ではあります。
(2009/10)