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セパージュはシャルドネ90%、リースリング7%、ピノ・ノワール3%。革新的とも言えるスタイルを品質重視の立場から積極的に推進するコノスルが初めて造るスパークリング・ワインです。
色調はうっすらと緑系を感じるものがあり、風味の方も洋梨や青リンゴといった緑系の果実味が仄柔らかく感じられます。構造面としてブレのないとキッチリとした輪郭が存在し、それでいて中身は柔らかく素直な魅力が込められている傾向にありますが、手頃な価格帯とは思えない安定感とシンプルな良さが程よい心地よさを生み出しているので、「気軽に泡を飲みたい(出したい)けど失敗はしたくはない」という場面にある意味ピッタリかもしれません。
決して圧倒的な内容のスパークリングではありませんが、さすがコノスルと言えるだけの「必要なことはキッチリ押さえた感」があり、この価格帯で競合しそうなカバなどと比較すると、シャルドネベースなだけあってより正統派(スタンダード的)といえる佇まいになっているので、一層幅広く多くの場面に適合してくれそうな印象となっています。
(2009/05)