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クロ・デ・フェが造る唯一の白ワインとして、日本初リリースとなる2003年に続く2004年のグルナッシュ・ブランです。
方向性は同じ2004年の他のクロ・デ・フェと同一で、表層のクリアさと軽快なスタンス、そしてその気軽さに反した充実感、さらに圧倒的な高アルコールなど(なんと15%!)、ある意味においてはイメージ通りの内容と言えるのかもしれません。
2004年というヴィンテージのスタイルが功を奏しているのか、前年よりも素直に楽しめる「明快な美味しさ&良さ」が印象的で、高アルコール由来の飲みづらさも翌日以降に持ち越すことで大幅に低減される傾向にあります。辛味や厳しさを兼ね備えながらも、全体としては丸く豊かな資質が楽しめるので、より親しみやすい内容になったと言えます。
(2009/05)