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樽を使用しないオーストラリアのシャルドネとして有名な「ヴァージン・シャルドネ」です。
決して明確なクオリティが発揮されるわけではありませんが、現代的な基準に準じた安定した造りがベースになり、すっきりとした纏まり感の上に豊潤なジューシーさや軽快な魅力を持つ果実感が加わり、非常に魅力ある表情を生み出しています。
ブルゴーニュのような伝統産地系とは異なり、頭で考えたりする必要のない「屈託のなさ」が清々しく、蘊蓄を捨て気軽に飲むことで大いに楽しめるので、その潔い姿には多くの人が魅了されると思います(日本で飲むよりも現地で飲んだ方が遥かに美味しそうなイメージ)。
まだそれほど大きく価格が上昇しておらず、従来通りのコストパフォーマンスの高さを維持してくれているので、日常で飲みたい美味しい白ワインとしてはベストに近い選択だと思います。
(2008/08)