- Good Quality -
モレ・サン・ドニに居を構えるマニャン家のワインですが、ネゴシアンものの「フレデリック・マニャン」とは異なり、この「ミシェル・マニャン」はドメーヌものとなっています。
思った以上にしっかり纏められている印象で、全体を通じて適度なボリュームと粘度が感じられます。基本的にはスッキリ飲めるスタイルですが、レモン、グレープフルーツ、僅かにピーチなど、酸をベースとした果実感とともに、どことなく南っぽさも感じられます。
このワインが位置しているクラスや価格帯を考えると、良く出来た内容なのは間違いなく、なかなかコストパフォーマンスの高いブルゴーニュ・ブランだと言えます。ブラインドで飲むと、恐らくグラン・オルディネールだとは気がつかないと思うので、同価格帯の第三世界ワインと比較しても意外と良い勝負をするのではないでしょうか。
(2008/07)