- Good Quality -
色調はやや橙が見られる淡いピンク。暑い季節でも気軽に飲めるようスッキリと奇麗に纏まっていますが、体躯の中にしっかりと基幹があり、程よい厚みと仄かな粘度が感じられることもあっで、どちらかというと温度がやや高めの方が魅力が増す傾向にあります。そういった意味では、最初はやや低めの温度から始めて、その後の温度の上昇による魅力の変化を楽しむようにすれば、より一層の魅力を享受できると思います。
全体的に、さすがは「シャルロパン・パリゾが手掛けるロゼ」といった感じで、決して安易なところにおさめてしまわず、元々の素性の良さがキッチリ伝わる良質な造りになっています。グイ飲みするにはやや高めの値段ですが、単純にロゼブームに乗っかったような造りのワインではないので、「安心して飲めるクオリティを持ったロゼ」を求める人にとってはちょうど良いアイテムだと言えるかもしれません。
(2008/07)