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造り手のロドルフ・ドゥモジョは、1992年に創業、1998年にムルソーに拠点を移した新しいドメーヌです。
スタンダードなACブルゴーニュですが、古木から造られる「ヴィエイユ・ヴィーニュ」で、中身はボーヌの各落ちとも言われていることや、空前の出来と言われる2005年という作柄の影響などもあり、このクラスを大きく超える充実感や身の詰まり、そして一歩程高まった感のある解像度など、かなり評価できる造りとなっています。
酸やミネラルなども感じられ、全体を通して良質さがひしひしと伝わる出来ではありますが、現段階では若さ故の身の固さがあるので、その魅力に反してあまり滑らかに飲み進めることができません。そういう意味では、少なくとも1年程度はセラーで熟成させた方が無難かもしれません。
(2008/04)