- Good Quality -
このクラス相応の解像力ではありますが、全体的にそつなく纏まった体躯の安定感があり、安心して楽しめる酒質&世界観を構築してくれています。
コアを別として風味が表層を流れる傾向にあり、強めの苦みと仄かに古びた風味が主として感じられますが(数日経過させることでかなり穏やかになる)、決してネガティブというわけではなく、総じて「個性&指向性」と受け取れる範疇にあるので、特に大きな問題にはならないと思います。
もし問題になるとすれば「あまり手頃とは言い難い価格帯」の方で、決して品質に見合っていないわけではないものの、さすがに3k近い価格となるとやや割高な印象を受けます。
(2007/08)