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「ボジョレー」という言葉の響きからくるイメージとはまったく別次元のハイクオリティワインを生み出す、自然派ワインの造り手「マルセル・ラピエール」の「シルーブル」です。
シルーブルは標高450mとクリュ・ボジョレーの中で最も高く、赤系果実の魅力あるフルーティーさを楽しむことができます。
抜栓直後はシャンパーニュ的なイースト香が漂いますが、さすがに出来の良かったと言われる2005年だけあってエネルギーが隅々まで行き渡り、心地よい果実力が遺憾なく披露された優良な酒質となっています。ピュアな果実の魅力もさることながら、カツオだし的な旨味がビッシリ詰まっているので、日本人にとっては非常に有り難く、かつ満足感の高い内容になっていると言えます。
フラワリーでスッキリ感があり(早春の季節にピッタリ合いそう)、酒質の訴求力/完成度と一般受けする要素がうまく両立されたスタイルだと言えるので、マルセル・ラピエール未体験の人や、ボジョレーやガメイに対してネガティブなイメージを持ってる人には特に試してもらいたいところです。
(2007/03)