- Good Quality -
北海道の苫小牧に古くから自生していた「ハスカップ(和名「クロミノ・ウグイス・カグラ」)」に着目し、このハスカップを主原料として造られたのが「フルーツ北海道ハスカップワイン」です。
アルコール度数が8%と低く(飲んだ印象だともっと低く感じる)、まさに「絞りたてのフレッシュジュース」という気持ちのよい清々しさもあるので、ワインとしてどうこうというより、飲料として素直に美味しいと感じます。
クリアなルビー色で、赤とロゼの中間に位置するような色調ですが、適正温度は意外と高めな印象を受けます。一応「少し冷やして飲む」というのが基本スタイルですが、赤ワインに近い温度で飲んでもなんら問題なかったので(むしろ好印象かも!?)、涼しい季節であれば常温でも良さそうです。
あえて言えば「やや甘」というポジションになると思いますが、決して糖質的な甘さではなく、あくまでも果実から来るフレッシュな甘みがベースで、ベリー系のスッキリした酸も十分感じられるので、どちらかというと「フレッシュ果実系」という表現の方が適しているかもしれません。ともかく、価格帯を考えると想像以上の内容と美味しさを兼ね備えていると言えるので、素直に「日本のフルーツ・ワインもなかなか侮れない」と感じます。
(2007/03)