- Good Quality -
伝統的なバルバレスコ、バローロを造ることで有名なブルーノ・ジャコーザのロエロ・アルネイスですが、この2005年はパーカーの高い評価を受けて話題になっているようです。
さすがにヴィンテージの力がしっかり封じ込められているようで、心地よい丸さを持ったゆとりある果実の甘みがあり、それでいてアルネイスらしいキリッとした酸と苦みが同レベルの力配分で過不足なく揃っている印象を受けます。
全体を通して造りが質実かつ魅力的で、まさに「ロエロ・アルネイスの優等生」といった姿勢を披露してくれます。抜栓日から素直に美味しいだけでなく、日を置くことでさらなるポテンシャルが発揮される傾向にあったので、アルネイスが好きな人にとっては間違いなく満足できる内容だと言えます(価格をのぞけば)。
(2007/01)