- Recommended -
樽を使用しないオーストラリアのシャルドネとして有名な「ヴァージン・シャルドネ」です。
かなり久しぶりに飲むヴァージン・シャルドネですが、ヴィンテージの差なのか、それとも抜栓時期の差なのか、以前飲んだ2002年とはやや異なるスタイルになっている印象を受けました。
しっかりした安定感ある果実の力は健在ですが、綺麗にスッキリ整った落ち着きのある酸が好印象で、シンプルにわかりやすいだけの新世界系スタイルから半歩脱却しようとしている姿勢を感じます(ややこぢんまりしてるかも!?)。とはいえ、ピュアなナッツ風味やトロピカル系の外向要素も含有しているので、深く考えずにグイグイ飲むことも十分可能です。
最近ではすっかりお馴染みとなった「スクリューキャップ」が使用されていますが、残念なことに今回の1本は「回しても開かないヘタレボトル」となっていました。こうなると、もうコルクの比にならないほど抜栓の難度が上がるので(最終的には「ノミ」でこじ開けました…)、もう少し信頼性の高いスクリューキャップを導入して欲しいと願う今日この頃です。
(2006/12)