- Good Quality -
ヴィーニャ・エラスリスのラインアップの中では「Specialities」という特別なカテゴリに位置する「ワイルド・ファーメント(天然酵母で発酵)」です。2004年のピノ・ノワールは、フレンチオークの新樽で11ヶ月間熟成されます。
若いピノ・ノワールによくみられる収斂性が根底に位置していますが、ニューワールドらしく果実にパワーがあるので、思いのほかバランスがとれている印象を受けます。しかし、時間の経過や温度の上昇とともに収斂性が強調される傾向にあったので、抜栓後あまり時間をかけずに飲んだ方が良い結果が得られるかもしれません。
本質的な力量はACブルゴーニュと同じようなレベルにありますが、他の「Specialities」ワインと同様で、とにかく今飲んで美味しいスタイルが好印象なので、日々飲むワインとしては十分納得できるクオリティだと思います。
(2006/08)