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カンパニアを代表する歴史ある造り手「マストロベラルディーノ」が手がける「ラクリマ・クリスティ・デル・ヴェズーヴィオ」です。
土着品種のコーダ・ディ・ヴォルペらしいハーブ風味や苦みはありますが、2003年というヴィンテージの影響か、柔らかい果実の甘みによる底支えがあり、結果としてとても親しみやすい表情となっています。荒々しさや刺々しさがほとんどなく全体的に角が丸いので、しっかり冷やしてグイグイ飲める「今飲んで美味しい」スタイルだと言えます。
シンプルなのでポテンシャルは感じませんが(なので純粋な評価ポイントは低くなるかも…)、明確なスタイルと入手のしやすさ、そして実質1K帯というリーズナブルな価格を考えると、十分評価できる良質なワインだと言えます。
(2006/08)