- Good Quality -
セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨン85%、テンプラニーリョ15%と国際品種がベースで、収穫は手摘み、熟成は新樽で14ヶ月行われます。
樽風味、酸、果実味、それぞれの要素間がとても滑らかで丸みがあり、それらキュートで外向的な表情が「アルバリらしさ」をうまく導きだしています。同種の指向性を感じながらも、土着品種のテンプラニーリョで造られる「グラン・レセルバ」との済み分けがうまくなされており、そのスタイルの違いによって選択の幅が広がっているとも言えます。
果実のボリュームや構造力は価格帯レベルですが、明確なスタンスが心地よいので、アルバリの中では一番親しみやすいアイテムかもしれません。懐にも優しい価格帯なので、日頃飲むワインとしては十分お薦めできる1本です。
ちなみに今回のワインは、英国のワイン誌「デキャンター」において、「2005年ワールド・ワイン・アワード」を受賞しているようです。
(2006/04)