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「ボデガス・エレ・ロペス・デ・エレディア・ビーニャ・トンドニア」はリオハを代表する伝統的な造り手のひとつで、1877年にチリ出身の「ラファエル・ロペス・エレディア・ランデータ」によって創立されました。
細身ではありますが、キュッと締まった酸が印象的で、心地よく熟れた手頃な古酒といった印象です。気軽に買える価格帯の良質な古酒というものはあまり市場に存在しないので(今回のものはハーフボトルなのでより一層手頃な価格帯)、そう言った意味においても存在意義は高いと言えます。
奥底に僅かな果実味が感じられますが、スタイルとしては完全に古酒の領域に突入しているので、古酒特有の世界観が苦手な人は避けておいた方が無難です。逆に古酒好きな人にとってはお薦めできますが、今回試飲した1本は軽度~中度のブショネだったので、本来のより良い姿はやや影を潜めた傾向にありました。オールドヴィンテージのハーフボトルということを考えると、コンディションによる当たり外れの可能性を普段以上に頭に入れておく必要があります。
(2006/04)