- Good Quality -
解像力がやや乏しく表層はシンプルですが、ベースの酸が比較的しっかりしており、トロピカルな果実の甘みが程よいアクセントになっているので、全体的には飲みやすくわかりやすいスタイルになっています。
温度が上がりすぎると各要素間の結束が緩み散漫な印象になってしまいますが、適正な温度をキープできれば、このワインの持つ良質な部分をしっかりと享受できるので、ポジティブな要素にのみ注視し、そこからポテンシャルを引き出していけば良いと思います。
最終的にはしっかり評価できるだけの満足感は得られるので、このあたりはさすが「オリヴィエ・ルフレーヴ」といったところでしょうか。
(2006/03)