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カレラの中ではスタンダードレンジに位置するシャルドネです。2002年のセントラル・コーストは、Lonoak Vineyard(Monterey County)42%、San Ysidro Vineyard(Santa Clara County)20%、Cienega Valley Vineyard(San Benito County)16%、Besson Vineyard(Santa Clara County)14%、Gimelli Vineyard(San Benito County)8%、という複数クリュのブレンドによって造られます。
ブレの少ない安定した基幹をベースに、程よいトロピカルな甘み、落ち着いた酸、ナッツ風味がそつなく共存し、飲んで素直に楽しいわかりやすい美味しさを遺憾なく披露してくれます。多少温度が上がっても暴れることはなく、コアがグッと全体を引き締めてくれるので、総じて全体的に良い印象を受けました。
表情は複雑ではありませんが、かといって単純というわけでもないので、価格帯を考慮すると想像以上に頑張ってくれていると感じます。純粋なコストパフォーマンスという部分においては他のカレラにはないメリットがあるので、意外と「隠れたお薦めアイテム」として活躍してくれるかもしれません。
(2006/03)