- Good Quality -
造り手の「テッラビアンカ」は、スイス人のオーナー「ロベルト&マヤ・グルドナー夫妻」が家族でトスカーナに移住し、1988年にワイン造りを始めたことで歴史が動き出します。
今回飲んだ「スカッシーノ」のセパージュは、サンジョヴェーゼ97%、カナイオーロ3%となっており、醸造はヴィットリオ・フィオーレがコンサルタントとして携わっているようです。
果実がキュッと詰まっていますが、基本的にはサンジョヴェーゼから生み出されるクリアな体躯とスマートな酸を楽しむスタイルなので、従来のキャンティ・クラッシコ像をよりよく進化させたような、ある種の安心感が享受できます。過不足のないミディアム・スケールで、良質な世界観が存分に楽しめるので、肩肘張らずに飲めるキャンティ・クラッシコだと言えます。
(2006/01)