- Good Quality -
ボジョレーという地で、20年前から古典的な有機農法や醸造を実践し続ける自然派の重鎮「マルセル・ラピエール」が造る、クリュ・ボジョレー「ブルイィ」のバック・ヴィンテージです。
ブルイィはクリュ・ボジョレーの中では最も栽培面積が広く(1,300ha)、その生産量は全体の約20%にあたります。
約7年が経過したクリュ・ボジョレーですが、その熟成期間による影響か、溌剌としたガメイらしさに加え、どことなく儚げな表情が漂います。抜栓日の印象はやや弱いものの、逆に2日目、3日目と、日を追うごとに良質な部分が昇華し、最終的には想像を遥かに超えたボジョレーのポテンシャルを垣間みることができます。
純粋な味としては評価が分かれるところですが、そういった画一的な部分とは別次元での良さが滲み出ているので、このスタイルと特性を理解しているのであれば、飲む価値は大いにあると思います。
(2005/08)