- Recommended -
シャトー・モンテュスでお馴染みの「アラン・ブリュモン」が造る白ワインです。セパージュはラベルに書かれているように、グロ・マンサン50%、ソーヴィニヨン50%となっています。
ナッティな風味に、しっかり身の詰まった果実味と酸味が絡み合う、わかりやすく素直に楽しめる心地よい白ワインです。各要素がミッチリ詰まっていることもあり、抜栓日はやや乱立気味で、微かに発砲感も漂いますが、翌日に持ち越せば、綺麗に整った魅力ある表情が楽しめるようになります。さすがアラン・ブリュモンと言える出来ですが、複雑性はなく素直に楽しむタイプのワインなので、肩肘張らずに気楽に飲むことが条件だと言えます。
ピュアさや果実感、そして程よい凝縮感があるので、スタイルとしては至って現代的ではありますが、半分を占めるグロ・マンサンのおかげか、どことなく田舎を思い出させるような独自性がしっかり活きています。このあたりは国際品種一辺倒なヴァラエタル・ワインにはない魅力だと言えるので、こういった個性にはまた違った魅力と楽しみ方があると感じます。
(2005/07)