- Recommended -
ソアーヴェの名手と言われたアンセルミが造る極甘口ワイン「イ・カピテッリ(パッシート・ビアンコIGT)」です。
濃厚なハチミツ風味が印象的ですが、それよりも強烈に印象づけられたのがその凝縮度。ヴィン・サントのように陰干しして糖度を上げていることもあり、想像していた以上の凝縮度を感じます。アルコール度数は12.5%と表記されていますが、どことなくアマローネ的な迫力もあるので、思った以上にアルコールも感じます。
シャルドネ用(416/5)といった一般的な白ワイングラスで飲むと、やや迫りくる構造力が先走る印象となっていたので、葡萄の凝縮度に見合った甘みと酸をしっかり引き出すためにも、より適したグラスを選ぶ必要があると感じます。意外とオヴァチュアのホワイトワイン(408/5)で美味しく飲めたので、高価なデザートワイン用のグラスに手が届かない場合はお薦めかも?
(2005/06)