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ブリッコ・ロッケ等の良質なバローロを造るチェレット社の新しい白ワイン「アルバレイ」です。ファースト・ヴィンテージは1997年で、ライン・リースリング100%で造られます。
色は濃い黄金色で、リースリングという品種のイメージとは異なり凝縮感と構造維持力を兼ね備えた力強い内容になっています。フィニッシュにかけてほろ苦い風味が沸き上がりますが、その中心にはリースリングの柔らかい果実が位置しているので、全体として素直に美味しいと実感できるものになっています。味から受ける印象は「辛口の貴腐ワイン」といった感じでもあり、想像していた以上のポテンシャルを発揮してくれます。タイプは大きく異なりますが、ステンレス発酵による良質なワインという部分ではトレヴァー・ジョーンズのヴァージン・シャルドネと通じるものがあり、コア部分での力を実感できます。プランティングが95年ということを考えると、今後のヴィンテージにより一層期待が膨らみます。
(2003/08)