- Good Quality -
歴史は浅いのですが、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノがガンベロ・ロッソでトレ・ビッキエーリを獲得するなど、近年では高評価を得ているチェルバイオーナのワインです。造り手と同じ名前がそのままワイン名となっていますが、生産量がごくわずかで不作の年は生産しないという徹底した方針で造り込むチェルバイオーナの想いが、このIGTワインにも十分込められていると思います(チェルバイオーナの年間生産本数は5,000本程度)。
気になるセパージュですが、サンジョヴェーゼ・グロッソ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローによるブレンドと、モンタルチーノの土着品種にフランス系葡萄がブレンドされるという、ある意味今風の構成となっています。
鉛筆、品のある樽風味、綺麗な酸、しっかりとしたアルコール、こぢんまりとしながらも華のある果実と、全体的にはタイトで大人しい印象ですが、実際にはしっかりとした魅力と個性は主張しています。抜栓直後はあっけらかんとし過ぎて物足りなさを感じますが、15分程度で果実の魅力が開いてくるので、時間とともに徐々に魅力が広がっていくように感じます。
嗜好を問わない魅力的な面を持ち合わせているのは確かですが、いかんせん値段が高すぎます。最新ヴィンテージでは軽く4,000円を超えているので、ますますコストパフォーマンスに疑問を感じてしまいます。需要と供給のバランスを考えると少々厳しいかもしれませんが、ポテンシャルを伸ばしつつも2,000円台前半で抑えて欲しいというのが本音です。
(2003/05)