- Good Quality -
抜栓日は、古樽のような香りが前面にあらわれ、果実味は完全に力負けし蓋で閉じられたかのような印象でした。どうも画一的な印象が強く、良くも悪くも「人の手によって造られた感」が強く漂います。しかし、ボトルの1/3を切るぐらいにもなると、非常に細かい多くの澱のせいか非常に凝縮した力強い内容へと推移し、当初の印象とは随分異なるものになっていました。このあたりのポテンシャルは、以前飲んだクヌンガ・ヒルやローソンズ・リトリートにはないものであり、そのあたりがそのまま価格にも反映されているのではないでしょうか。
ちなみに、カリムナの1999年が2002年度のワインスペクテイター年間トップ100で87位に選ばれています。
(2002/12)