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1827年に設立され、ルフィナ地区で高品質なキャンティを生産し続けるセルヴァピアーナのキャンティです。
リゼルヴァの特色が色濃く出たスタイルで、樽香がしっかりと強めについています。翌日になると少し落ち着きマッタリしはじめ、よりバニリンな要素が主張しはじめましたが、全体的にはサンジョヴェーゼらしい酸を含んだ果実味とのまとまりが今一歩だったので、もう少し時間を与えてあげた方がバランスが良くなるかもしれません。
微妙ではありますが、グラスによって指向性が少し変化するので、もし純粋な味よりも各要素をしっかりと確認したいようであれば、リーデルのキャンティ・クラッシコ(416/15)を使用することをお勧めします。
一定の水準は確実にクリアしたよりよいキャンティですが、群を抜く程のわかりやすい美味しさは、少なくとも現時点では持ち合わせていません。しかし、想像していた以上に全体的なパッケージング力が高かったので、満足度は比較的高いと思います。
(2002/11)