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膨大な量の酒石酸の結晶らしきものが見えたので、当初は保管状態が少し心配ではありました。しかし心配する程のことはなく、多少若い印象はあるものの十分満足いく内容となっていました。
抜栓日は、やや抑えめの酸と果実味が互いに両立している印象を受けましたが、日を置くことでうまくまとまり、落ち着きと安心感のある優しいスタイルへとうまく昇華していました。
想像していた「ドルチェット・ダルバ」そのものを真に提示し、なおかつ揺るぎない安定感を醸し出すあたり、さすがはアルド・コンテルノといったところでしょう。コスト面で折り合いが付けば、幅広くお薦めできるワインだと思います。
(2002/10)