- Good Quality -
酸が主体となってはいるものの、想像していたバルベーラの姿とは少し異なり、全体的に丸く優しい印象を受けます。直接的に「美味しい」と感じる刺激が伝達するわけではありませんが、全体としてのまとまりと奥底に潜む構造力はかなりの説得力を持っています。もしワインそのものが持つ力に注視した場合、味として感じる内容以上に高い評価を集めそうな気がします。
あまり大降り過ぎないグラスを選択した方が、よりよい「らしさ」を感じることができると思うので、ヴィノムの416/15あたりで飲むと良いのではないでしょうか。
(2002/10)