- Good Quality -
作付け面積が1haしかなく、生産量も赤の1/10程度となっています。セパージュはクレレット40%、ルーサンヌ40%、グルナッシュ10%。
ドメーヌ・ド・ラ・ブカソーヌという名が付いていますが、実際にはアンドレ・ブリュネルの手によるワインであり、年産量と彼の名を考えればかなりのコストパフォーマンスを発揮していると言えます。
抜栓日は鋭角的でキレのある超辛口な側面が目立っていましたが、日を置く事で程よく柔らかな果実の甘味が顔を出し始めます。稀少価値とブリュネルという名前に押されてしまいそうですが、たくましさはあるもののそれほど複雑な表情ではないので、飲むにあたって気負う必要はまったくないと思います。個人的には、性格的にシャプティエのシガラっぽさを少し感じました。
(2002/08)