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濃い、甘い、うまい、と三拍子揃った感がある貴腐ワインのシャトー・リューセックです。
1971年や1984年など、買収されるごとにクオリティを高めているので、現在ではソーテルヌ最高の6本に入る程の評価となっています。畑はイケムに隣接しているのに加えて単一区画になっており、葡萄の選別回数を増やしたり、完全に貴腐菌が付着した葡萄だけを使用したり、はたまたラフィットの樽工場で作られる樽を使うなど、限り無く妥協を許さない造りとなっています。しかも1998年といえばソーテルヌのグレートヴィンテージ。よりコストパフォーマンスに優れた新世界の遅積み系甘口ワイン「シュナン・ブラン ナチュラル・スウィート」と比較しても、補って余りある程の奥深さを痛感させられるので、少々高いですがこちらも是非お薦めしたい極甘口ワインです。
(2002/03)