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1999年のレ・クレイとは微妙に表情が異なりますが、基本的には同じ路線をストレートに受け継いでいます。柑橘系の果実味は控えめになった印象ですが、そのかわり樽的要素がより強くなっているように感じました。全体的には「ストレートさ」が少し和らいではいるものの、横への広がりが増した分素直な魅力が増大していると思います。抜栓直後は1999年の方が良質かとも思ったのですが、時間がたつにつれて芳醇な甘味と力強いボディが構築されていき、最終的にはかなりの説得力を持ったスタイルへと昇華されていました。
見た目的に若干色が薄いということもあるので、より熟成させてから飲んでみたい気もするのですが、現状でもかなり美味しいので待つのは微妙に難しいところです。
(2002/03)